「異端者」や「一匹狼」という意味を持つ「MAVERICK」。私たちが「MAVERICK」というハイブリッド型IEMを2014年に開発した最大の目的は、当時のハイブリッド型イヤホンに対して多くの人が抱いていた「認識」、それを上書き出来るような、一聴してハイブリッド型イヤホンだと感じさせないような、IEM界で新基軸となり得るIEMを誕生させることが目的でした。この「MAVERICK+(マーベリック プラス)」には、2年前の私たちには技術的にも、経験的にも不可能であった、2年後の私達だから成し得た「新しい答え」を与えました。
目的は2年前と同じ、そしてこれが2年後の答え
私たちが開発した「MAVERICK」という作品は、設計は「ダイナミック型ドライバー」と「バランスド・アーマチュア型ドライバー」を搭載させた「ハイブリッド型」設計であったとしても、それを一聴して感じさせない程の精巧なチューニングを施し、設計に囚われない異端とも取れる新しい存在として誕生しました。「MAVERICK+」に求めたモノは2年前と同じです。ただ、2年前では成し得なかった事を、2年後の今、新しい答えとして用意しました。
MAVERICK+の設計
MAVERICK+も例外ではなく、一般的なハイブリッド型イヤホンは、低域向けに「ダイナミック型ドライバー」を搭載し、中高域向けに「バランスド・アーマチュア型ドライバー」を搭載させ、それぞれ異なるドライバーが持つ良いところを併せ持った型で設計されています。しかし「MAVERICK」や「MAVERICK+」には、他にはない特徴として、低域の再現を「ダイナミック型ドライバーだけ」に託すのでなく、バランスド・アーマチュア型ドライバーを1基足すことで、ダイナミック型ドライバーだけでは再現しきれなかった、音色、音のスピード感などを独自に表現し、唯一無二のサウンドを作り出しています。MAVERICK+では従来機「MAVERICK」と比較し、ダイナミック型ドライバーと中域向けに採用しているバランスド・アーマチュア型ドライバー1基を新しく変更しています。
ベントの最適化
MAVERICK+では、私たちの設計したMAVISのように、ベントを2ポートにしています。ベントを2つに最適化させることで、MAVERICKで成し得なかったダイナミックレンジやダイナミック型ドライバーのレスポンスを得ています。
製品名 | Maverick+ |
概要 | 限定生産モデル 5ドライバー ユニバーサルフィットIEM ハイブリッド型イヤホン |
発売日 | 2016/10/27 |
販売終了日 | 2016/12/12 |
型式 | UNM-4147 |
ドライバー | ハイブリッド型(ダイナミック型ドライバー + バランスド・アーマチュア型ドライバー) |
ドライバー構成 | 5 ドライバー Low x 2(Dynamic x 1 + BA x 1), Mid x 1, High x 2 |
クロスオーバー | 4ウェイ・クロスオーバー |
周波数特性 | 10Hz - 20kHz |
入力感度 | 110.1dB |
インピーダンス | 23.4Ω |
入力端子 | 3.5mm ミニ端子 |
出力端子 | 2pin 端子 |
付属品 | Blue Metallic Carrying Case IEM Cable クリーニングツール イヤーチップ(シリコン、フォーム) 保証書(1年間) |
使用上の注意 | ハイブリッド型イヤホンは、低域向けにダイナミック型のドライバーを使用している為、左右のフェイスプレート部分に空気穴があります。その為、耳にイヤホンを装着した際に「ポコッ」というような音が空気圧の調整により鳴ることがありますが、こちらの症状はダイナミックドライバーを搭載したことによる「仕様上のもの」になります。 |
使用上の注意 | イヤホンのソケット部はメーカーがハンドメイドで一つ一つ作成しております為、個体差がございます。その為、LRでケーブルの2ピンの挿さり具合に差が生じる可能性がございますが、こちらは「仕様上のもの」になります。 |
付属品のご購入に関して | 当該製品の付属品は、当社オンラインストアにてご購入が可能です。 販売ページ |
※付属品はメーカーの意向により、予告なく変更される場合がございます。 |
Maven
11ドライバー
ユニバーサルフィットIEM
バランスド・アーマチュア型イヤホン
Mirage
3ドライバー
ユニバーサルフィットIEM
バランスド・アーマチュア型イヤホン
MAVERICK III
6ドライバー
カスタムIEM
ハイブリッド型イヤホン
※ 製品品質の向上と部品需給状況によって、製品構成などの仕様は予告なしに変更することがございます。