ディスクリート 4バンド EQ(500シリーズ)
550EQは60年代と70年代の間の米国のレコーディングの歴史の大部分で活躍しました。
元々APIのコンソールでの使用のために発想されていて、この最新の550「B」バージョンは1967年に開発された「550」やその後の「550A」のポテンシャルを継承しつつ、1バンド追加してより広範囲な周波数制御が可能になりました。
APIのディスクリート回路とオリジナルコンポーネント(API 2520オペアンプ)を組み込んで、550Bは過去と現在のそれぞれ良いところを融合しています。
ヒットチャートに名を連ねる楽曲がいまでも550によって作り出されているのです。
そしてこれからも550Bはレコーディングの世界でなくてはならない存在であり続けることでしょう。
現代のイコライザーの多くが複雑化の傾向にありますが、550Bはまさにコントロールパネルにあるシンプルな機能をプロフェッショナル・エンジニアに提供します。
換言すれば、見た目の機能しかないぶん、その機能はすべてエンジニアにとって使えるものだということです。
550Bの効果的に分割された4バンドコントロールがさまざまなトラブル解決やオーディオスイートニングで威力を発揮します。
各バンドとも7ポイントの周波数切り換えスイッチを持ち、その範囲はそれぞれ4~5オクターブになります。
この仕様決定については多くの著名エンジニアからリサーチした結果を厳密に検討して決定されたものです。
もちろん基礎となっている部分は往年のオリジナルモデルの設計図や仕様を忠実に反映したものになっています。
60年代にAPIによって提唱された「プロポーショナルQ」デザインを踏襲することにより、550Bはわずかな設定項目で幅広い周波数帯域のコントロールができるようになっています。
これによりバンドワイズパラメーターが不要になっているのです。
この特徴は多くのイコライザーで問題になっている位相ずれを最小にします。
こうしたシンプルオペレーションにより、550Bはユーザーが元の設定に戻すこと容易にしています。
550Bの優位性はイコライザーを積極的に使用するエンジニアにとっては明らかです。
効果的に活用するにも補正用として活用するにも550Bの性能はエンジニアにとってはまさに「痒いところに手が届く」ようなもののはずです。
大幅なトーンコントロールが必要な時、オリジナルオペアンプ2520を搭載していることによる余裕あるヘッドルームで、アナログ処理のメリットを存分に活かしたサウンドメイキングが可能になっています。
<特徴>
・もっともポピュラーな550Aを4バンド化
・各バンドごとに7ポイントの中心周波数切り換えスイッチ搭載
・相互的かつ連続的にコントロールできるフィルター機能
・各バンドごとに12dBまでのブースト/カット機能
・「プロポーショナルQ」回路搭載によるレンジコントロール
・API伝統のフルディスクリート回路設計
・クリッピングレベル30dBの高ヘッドルーム
製品名 | 550B |
概要 | ディスクリート 4バンド EQ(500シリーズ) |
関連ページ | メーカーページ |
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※ 製品品質の向上と部品需給状況によって、製品構成などの仕様は予告なしに変更することがございます。