
1Uラックのホスト・ユニットに( 7 x 4 x 13 cm)のSEPIAモジュール(カートリッジ)を挿しこみ、そのパラメーターをアプリでデジタル・コントロールします。
カートリッジの中身は各ブランドがデザイン&製造しています。その内容はプリアンプ、コンプレッサー、EQ、DSPベースのエフェクト …etcと、制限はありません。
また、アナログのモジュール(例:api 312 プリアンプ)であればカートリッジの中身は完全アナログとなっており、AD-DAによる音質の変化やレイテンシーはありません。
また充分な電源と熱対策がされているため、真空管を内蔵した物などオリジナルの実機を再現する事が可能となっています。

「L6」は、SEPIAモジュールを搭載できる1Uラック・サイズのホスト・ユニットです。
6つのモジュールを搭載でき、アプリを経由してそれぞれをコントロールします。
入力として6つのXLRコンボ端子と2つのフォン入力(合計8 IN)を搭載し、出力カードとしてアナログ8 OUT(Dsub)またはDANTE I/Oが選択できます。
モジュール差込口の後ろには12個の高性能ファンが搭載し、万全の熱対策を施しています。
モジュールは、各メーカーで本物と同じパーツを使用してデザイン&生産されているため、エミュレーションではない、紛れもない「本物」です。
例えばapi 312であれば、写真のようにカスタム製トランスと、門外不出の2520オペアンプを搭載しています。

SEPIAのコントロールは全てデジタルで行います。そのため、HUI、EUCON、MIDI、OSCなどを使用してコンソールやコンピューター(DAW)、スマートフォンからの操作&ルーティングが可能です。設定は保存&リコールが可能なため、設定の共有、そして現場での素早いセッティングにおいて大きなメリットだと言えます。
また、デジタル操作のためアナログ機器に見られるステレオ時のポット間の誤差やガリの問題を防ぐことができ、より安定した正確なセットアップをサポートします。
アプリが接続されていない時、SEPIAモジュールは最後の使用した時の設定値で動作します。

コントロールはデジタル制御で行われるため、モジュールにはエンコーダーがありません。つまりガリの心配がなく、ポイントのズレが発生する問題も最小限に抑えられます。
500シリーズのモジュールと比べて60%小さいSEPIAのモジュールを1Uラックに最大6個マウントできるため現場での移動だけでなく、多くのトラックを処理するために必要な台数を揃える場合にも省スペースでスタッキングできます。
複数のプリアンプやコンプレッサーを試したい場合でも、わざわざ実機を持っていく必要がありません。

モジュールは耐久性の優れた筐体に収まっており、それをダブル・ロック構造でラックにマウントします。2つのボタンを押しながらでないとモジュールは外れないため、誤って外れてしまう心配もありません。
電源も通常のACインレット(100~240V)に加え、DC入力(キャノン/4ピン)も備えており、両方を使用することで電源のドロップアウト対策もできます。
通常のアウトボードのように、コンソールやプラグインのように使用できます。
ルーティングもアプリ上で可能なため、パッチングが不要なのも使いやすさのポイントです。
プリアンプなど様々なモジュールが用意されているため、ラインレベルから楽器レベルまで幅広い機器にSEPIA 1台で対応できます。
イーサネットで接続したネットワーク上であれば、コンピューターだけでなくWifiを経由してタブレット等からも操作できるため、ステージとPAなど離れた場所からもコントロールできます。
SEPIAモジュールは、全てパートナー企業が自らデザイン&製造しています。
そのため全てが純正で、Karno社と各メーカーは強いパートナーシップで結ばれています。
▼ SEPIA規格のモジュールを制作しているブランドの一例(2025年6月現在)
