

120Vテクノロジーは120ボルトの直流電圧で動作する、世界でも類を見ないSPL独自の基幹技術です。
これは、一般的なICベースの半導体オペアンプと比べて4倍の電圧です。
SPL 120V SUPRAオペアンプ:
120Vテクノロジーは+/-60 Vで動作します。この高電圧で動作させた場合、従来の部品やオペアンプは壊れてしまいます。高電圧に対応するため、SPLは+/-60 Vの直流電圧で動作する特別なオペアンプを独自に開発しました。
120Vテクノロジーは、技術的かつ、音響的に素晴らしい利点があります。技術的には、ダイナミック・レンジ、S/N比、ヘッドルームが向上します。音響的には、重厚で繊細な表現が豊かなサウンドとなり、今までにないリスニング体験が得られます。
ちなみに、名前にある“120V”は、コンセントから製品への主電源電圧とは関係ありません。これは、オーディオ信号が処理されるデバイス内部の動作電圧を指しています。コンセントからの主電源電圧は、デバイス内部のトロイダルトランスを備えたリニア電源で二次電圧へ変換されます。そして、整流器が交流電圧をオーディオ機器に必要な直流電圧へ変換します。
SPL 120Vテクノロジーのアイデアと、このテクノロジーに基づくSUPRAオペアンプは、SPLの創設者でありチーフ・デベロッパーであるヴォルフガング・ノイマンによって1990年代に開発されました。「史上最高のマスタリング・コンソールを構築する」という目標のもと、この基本的な技術哲学が初めて形となり、2000年にGalaxy Studios向けのSPL MMC1マスタリング・コンソールが誕生しました。

その卓越したサウンドと技術は、瞬く間に業界内で評判となり、さらなる注文へとつながりました。
MMC 1に加え、“King of Parametric Equalizers”120Vテクノロジーを搭載した伝説的な製品“PQ”も誕生しました。

それ以来、120VテクノロジーはSPLのすべてのプレミアム製品の基盤となっています。また、マスタリング用途だけでなく、スタジオやハイファイ用途においても活用されています。


ほとんどのオーディオ機器は、内部動作電圧が+/-15 V (30 V)で動作するため、最大入力レベルは+21.5 dBuまで処理可能です。例えば、出力レベルが0 dBFS=+22 dBuの素材を接続した場合、レベルピークによって、機器への入力でオーバーロードが発生してしまいます。
オーディオ機器のコンポーネントは、しばしば限界状態で動作しています。その結果、不安定な音質となり、耳へのストレスや聴き疲れの原因となります。
120Vテクノロジーを採用したSPL製品は、+/-60 V (120 V)という高い動作電圧により、+32.5 dBuまでの入力レベルに対応し、12 dB高いヘッドルームが確保されています。それにより、非常に心地よく、自然で、リラックスした余裕のあるサウンドが生まれます。そして、音楽の繊細な表現まで忠実に再現した、素晴らしいサウンドを存分に楽しむことができます。
以下の図は、一般的な動作電圧(30V、+/-15 V)の回路と、120Vテクノロジー(120 V、+/-60 V)の性能を比較した図になります。




